本日、イラク鉄道復興・人道支援会議にJR九州労組と国労九州本部が参加を表明し、イラク共和国の平和に向けて共同歩調をとることとなりました。
イラクに対する鉄道復興・人道支援の輪が着実に広がっていることは、大きな喜びであり、共に大きく活動を進めていきたいと考えています。
本会議は昨年9月13日、JR西労組と国労西日本本部がイデオロギーではなく、労働組合として、世界平和にできる貢献は何かを互いに話し合い、イラク戦争後のイラク共和国の復興とイラク共和国国民の平和な国民生活を願い鉄道の復興を通じた人道支援活動ができないかとの思いから立ち上げたものです。
本会議を立ち上げた思いの中には、私たちの先人、先輩の経験と功績、すなわち、日本の戦後、焦土と化した国土の復興、国民生活の安定に鉄道が大きく寄与してきた歴史的事実を踏まえ、私たちが「鉄道員魂」を発揮し、イラク共和国の鉄道復興に向けた行動が少なからずイラク共和国の平和社会の構築に寄与できるとの思いがあります。そうした思いに九州で働く鉄道労働者が結集する両単組が同じ思いで賛同・参加いただいたことは、本会議の活動に大きな弾みをつけることができたと考えています。
私たちはこれまで、「銃よりレール」との思いを持って鉄道復興、人道支援の輪を広げる取り組みを行うとともに具体的な支援計画を進めるため、駐日イラク共和国大使に対して協力を申し出、意見交換を図ってきています。また、鉄道への復興援助についても考慮すべきであるとの考えから、政府、外務省に対して、援助措置を求めた要請行動を行ってきています。
また、現在、私たち自身がイラクの現状に対する認識を深め、イラク共和国が私たち日本や日本国民、そして日本の鉄道労働者に対して期待されていることをガニム・アルジュマイリ駐日イラク共和国大使に率直に語ってもらう機会をつくるべく準備を進めています。
残念ながらイラク国内における治安状況はテロ攻撃が相次ぎ、今月30日に予定される国民議会選挙の施行についても予断を許さない状況となっていますが、私たちは引き続き、着実に鉄道復興・人道支援の輪を広げ、真にイラク共和国の復興と国民生活の安定に向けて活動していくこととします。
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