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■第20回 国際連帯活動 臺灣鐵路工會(台湾鉄道労働組合)友好連帯の旅 |
5月21日〜24日にかけて第20回国際連帯活動として前田委員長を団長に、総勢23名が台湾を訪問した。
1日目は、台北到着後、参加者同士の団結と親睦を兼ね台北市内にて交流会を開催。参加者各位がそれぞれ自己紹介や今活動に対する想いを語った。
翌2日目は、台北駅から?光号(急行列車)で約40分、基隆市にある七堵駅へ向った。到着ホームでは、台湾鉄路工会(台湾鉄道の労働組合)七堵分会(西労組では支部相当)の組合員によるプラカードによる盛大な歓迎を受け、その後劉駅長の案内で、近隣の駅と車両所構内の一括制御を行っている信号所や、検修庫やさらには、乗務員教育用のシミュレーター等の見学を行った。また車両所の副所長より「花車」についての紹介をうけた。花車とは日本の御料車にあたるもので、日本統治時代、昭和天皇が皇太子時代にお乗りになられた「皇室花車」と、台湾総督が乗られた「総督花車」の2両が現存(この他にも台湾総統の総統花車もある)するそうで、国宝級の扱いで残念ながら実物は見学できなかったが、スライドにより、貴重な写真を交え丁寧に説明いただいた。その後台北に戻り、以前より交流のある謝理事長(中央執行委員長)以下台湾鉄路工会役員の方々と懇親の夕食会を行った。言葉の壁はあるものの、それを感じさせないほど、どのテーブルも大いに盛り上がり交流を深めた。
実質的な最終日程の3日目は、台湾高速鉄道(台湾新幹線)で約1時間30分、南部の嘉儀駅で下車し、さらにバスで40分台南市にある烏山頭ダムを訪れた。このダムは、石川県出身の土木技師八田與一という日本人が日本統治時代の昭和5年(1930年)に地元の人々と協力し完成させたもので、それまで干ばつや洪水で「農作物は育たない」といわれた嘉南平野を台湾最大の穀倉地帯に一変させたもので、その功績は現在でも語り継がれており、ダムの近くは当時の官舎などを再現した記念公園となっており、参加者はそれぞれ、日本人として偉大な先人について感慨深く見学をした。台北へ戻り、最後の見学個所として、中華民国建国の父、孫文を記念している国父記念館で、衛兵の交代式をピーンと張りつめた雰囲気の中で見守った。
4日間という短い行程であったが、台湾の人々との交流や鉄道の現状視察など、多くの成果を胸に参加者一同帰路につき、若干到着が遅れたものの、無事活動を終える事ができた。送り出していただいた関係地本に感謝すると共に、今回の国際連帯の成果をいかんなく発揮し、参加者各位のさらなるJR西労組運動の牽引を強く期待する。
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昨年10月に「友好連帯合意書」に署名を行い友好関係のベトナム鉄道労組のマイ・タイン・フゥン議長(委員長)、ファム・シャン・チゥ政策・法務部長、グェン・バオ・ディエム財務部長、ドァン・デゥイ・ホック総務部専門員の4名が6月19日〜24日にかけて5泊6日の日程で来日した。フゥン議長は1997年に半年間技術交流研修生として、吹田市の社員研修センターや米子市にある後藤総合車両所で学んだ経験もあり、JR西日本とは結びつきが強い。一行は滞在中、新幹線や伯備線やくも号などに乗車し日本の鉄道事情を視察するとともに、中央本部をはじめ、福岡地本、米子地本の仲間と意見交換などを行うなど交流を深めた。フゥン議長は「昨年の署名は、40周年の記念事業の中でも意義あるものであり、またその一環で訪日できたことは非常にうれしく思う。JR西日本とは過去、若い技術者の受け入れをいただき、ベトナム鉄道の発展に寄与した事を私たちは忘れておらず、この労組の交流をきっかけに再開を熱く希望するものである」と語った。前田委員長も「皆様の訪日を心より歓迎申し上げる。私たちも技術交流再開については、支援していきたいと考えており、併せて今後とも両労組の交流を通して両国鉄道の発展を祈念する」と応えた。 |
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■第19回 国際連帯活動 台湾鉄路工会(台湾国鉄労組)と交流 |
5月23日にJR西労組第19回国際連帯活動の一環として、中央本部荻山書記長を団長に、総勢25名で、台湾台北市の台湾鉄路工会本部を訪問し、謝理事長(委員長)をはじめ、役員やスタッフの方々の熱烈歓迎をうけた。
謝理事長は、「貴労組とは友好協定を結んでいるJR連合を通じ、これまでも交流を重ねてきた実績があり、そのうえで今回の訪台を心より歓迎申し上げる共に、今後ともさらに交流が深まることを希望する」と述べ、荻山書記長も「熱烈なる歓迎に感謝申し上げるとともに、この交流を通じ両国鉄道がますます発展する事を祈念する」と応えた。その後の意見交換では、双方より「観光列車について」「女性社員の人数」「職種」「車両の検査周期や車両基地の数」など質疑応答を行った。 |
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■国際連帯活動 日越(ベトナム)外交関係樹立40 周年記念
ベトナム鉄道労働組合と友好連帯の合意書を取り交わす |
JR西労組の国際連帯活動は、他国の労働組合役員や働く仲間との交流、グローバル社会に対応することも含めた見聞を広めることなどを目的として取り組んでいる。今回は、JR西労組の国際連帯活動17回のうち7回も訪問し、友好親善を重ねてきた歴史的な重みと、ベトナム鉄道労働組合と友好連帯の交流を深めてきたことから「日越友好年」に合わせ、ベトナム社会主義共和国を訪問国として派遣団を拡大、60名を超える大派遣団で10月9日から12日にかけて第18回国際連帯活動を実施しました。 |
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2011年10月に当時のベトナム首相が日本を訪問した際に、民主党政権の野田前総理との両首脳間で署名された「アジアにおける平和と繁栄のための戦略的なパートナーシップの下での行動に関する日越共同声明」において友好40周年を記念して2013年を「日越友好年」に定めた。
今回の訪問では、更なる緊密な関係と友好関係促進のために、JR西労組の前田中央執行委員長とベトナム鉄道労働組合のマイ・タン・フォン議長との間で友好連帯の署名を行い、両国の鉄道の発展、互いの国の尊重、組合員とその家族の幸福の実現、相互の連絡、交流の実施、を目的とした友好連帯を維持発展させる合意書を取り交わした。
JR西労組の国際連帯活動によって、JR西日本会社とベトナム鉄道会社との間においてもベトナムからの研修生受入れなどの技術交流を復活する機運も高まっている。実現の暁には、JR西労組は働く者の立場として全面的に協力していきたいと考えている。両労組はもとより、両社、さらには両国の発展および互いの友好親善がはかられることを祈念する。 |
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■イラク鉄道復興・人道支援会議に関するニュースはこちら |
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