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2001年12月27日

■第18回中央委員会が11月8日開催

  委員会は約250名の傍聴者が見守るなかで開催、議長団に江岡久雄(神戸地本)と上村良成(本社総支部)両中央委員を選出した。
 冒頭、森委員長は「厳しい時こそ労働組合に結集しよう」と訴え、いっそう悪化する社会・経済環境を背景に、委員会に付託された課題に見解を述べ、積極的な議論を要請した。
 議事では、大会以降の協約締結に対する経過承認と当面の活動方針案について提案ののち、11名の委員から発言・提言があった。発言者の全員は地方特情を踏まえた組織拡大対策について提起を受けている。本紙から割愛しているので、各級機関の創造的な行動を要請する。
 また、既に活動方針については西労組ニュース特集号を配布しているが、その主な骨子は以下の通り。


〔1〕新たな中期ビジョン「ステップ21」の策定に向けて

  新たな中期ビジョンは、「2001年ビジョン」の成果を踏まえて、「ステップ21」とし、以下の主な項目についてビジョンを策定する。
 
(1) JR西労組の組織と運動の充実・活性化
・組織率90%に向けた検討
・職場の組合活動のあり方
・JR西日本連合の組織拡大と充実について
・男女共同参画に向けた取り組みの検討
・地方と本部の教育体系のあり方
・情宣活動のあり方
(2) 要員展望と今後の働き方
・厳しい要員展望と今後の働き方
・ グループ企業を含めた職場の将来展望と社員運用のあり方
・人材育成と技術力向上のあり方
・高年者雇用のあり方
・地方ローカル線・鉄道部のあり方
(3) 今後の労働条件のあり方
・春季生活闘争と労働協約改訂のあり方
・年齢給や仕事給昇給のあり方、昇進制度の充実に向けた検討
・退職手当や企業年金のあり方
・企業福祉のあり方
・労働時間と休日制度のあり方

今後のスケジュール
中央委員会後、直ちに職場討議資料を作成し、来年初より職場討議期間を設け決定する。



〔2〕2002年春季生活闘争 <JR連合2002年春闘に向けて>(第10回大会方針より)

  (1) 基本的には連合方針を踏まえ、取り組むこととする
  (2) 賃金引き上げ目標は、1,000名以上の全産業レベルの賃金水準との格差是正に取り組むこととする。
  (3) 具体的な要求設定については、賃金担当者会議等の論議を通して各単組の意向を十分に踏まえ、来年2月の中央委員会で決定する。

JR西労組の取り組み方針
本部大会において、「大きな環境変化がない場合、平均賃上げ方式、純ベア方式での春闘づくりを行っていくこと」を確認しており、この方針に基づいて取り組む。
2002年春闘の幕開けとして、第5回「JR京都駅ビル大階段駆け上がり大会」を2月23日(土)に開催。
具体的な要求、取り組み方針はJR連合の第19回中央委員会(2002年2月)に基づき次期の中央委員会で決定します。




〔3〕当面する業務課題

  駅旅行業と「レインボーオペレーション」
TiS本部統合問題により、駅のみが営業窓口となったことや海外旅行商品が取り扱えないことなどを踏まえて、来年度以降のレインボーオペレーションのありかたについて抜本的な検討を行い、労使協議を行っていく。

下期効率化施策
安全問題、技術継承の問題等について徹底した論議を行いながら対応を進める。

<提案が予定されている下期会社施策>
(1) 施設電気運転取扱いシステム及び保守作業事故防止支援設備の導入
(2) 新幹線電車の検査周期の見直し
(3) 建築関係業務の見直し




〔4〕賃金・昇進制度の検証

  「当面は新制度の定着と、公平・公正な運用を図ることを優先していく」との考え方を踏襲し、特に、評価は制度の根幹に関わる最重要事項であることから、真に実効ある制度となるよう詳細に以下の項目について検証を行っていく。

・賃金カーブ、ポイント賃金について
・評価制度、試験制度について
・職制と業務運営の実態について
・組合員の意見集約について
 


〔5〕安全・安定輸送の確保

  触車事故防止対策の取り組み
    無線定置式列車接近警報装置の有効活用にむけて
草津〜西明石間の4線区間に「TC型無線式列車接近警報装置」の整備を来年度春の導入に向けて進めている。機能の詳細を解明しながら、労使協議を深めて対応を進めていく。
    線閉作業の保安度向上について
線閉手続の見直し、保守用車使用手続の見直しの全線区での試行が行われているが、議論経過を踏まえ、問題点を把握、集約し、現場の意見も反映しながら取り組む。
  安全衛生委員会の有効活用
    すべての設置単位での定例開催、組合員参加による問題集約、委員会での活発な議論を進める。50名未満の未設置箇所での議論の場の確保と活用を求める。
  テロ対策警備の対応
    社会的責務を果たす意味でも、警備体制の強化について組合員の健康に留意することを前提に取り組み、労使安全会議などにおいて労使協議の徹底を行っていく。



〔6〕地域の活性化の取り組み

  JR可部線の存続・活性化にむけた取り組み
これまでの取り組みを踏まえ、通年的な可部線利用をより促進、可部線の観光資源をPRし、「可部線対策協議会」と意見交換会を開催する。
  新神戸駅の利用増加
新神戸駅における乗り換え利便性の向上策などをJR西日本はもとより、行政、連合、交運労協などに積極的に提言していき、関西における総合交通体系における新幹線の位置付けを明確にする。
  JR京都駅ビルブラッシュアップ
開業5年目を迎え、観光客からもより親しんでもらえるよう、「京都駅ビルブラッシュアップ委員会」で検討を深め、取り組みを進めていく。



〔7〕組織の拡大と充実・強化

  拡大集中行動期間として第1期を10月〜12月、第2期を3月〜4月。
重点職場への組織オルグ行動について
JR東日本の民主化促進の取り組み


委員会宣言


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