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委員会は約250名の傍聴者が見守るなかで開催、議長団に江岡久雄(神戸地本)と上村良成(本社総支部)両中央委員を選出した。
冒頭、森委員長は「厳しい時こそ労働組合に結集しよう」と訴え、いっそう悪化する社会・経済環境を背景に、委員会に付託された課題に見解を述べ、積極的な議論を要請した。
議事では、大会以降の協約締結に対する経過承認と当面の活動方針案について提案ののち、11名の委員から発言・提言があった。発言者の全員は地方特情を踏まえた組織拡大対策について提起を受けている。本紙から割愛しているので、各級機関の創造的な行動を要請する。
また、既に活動方針については西労組ニュース特集号を配布しているが、その主な骨子は以下の通り。
〔1〕新たな中期ビジョン「ステップ21」の策定に向けて |
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新たな中期ビジョンは、「2001年ビジョン」の成果を踏まえて、「ステップ21」とし、以下の主な項目についてビジョンを策定する。 |
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(1) |
JR西労組の組織と運動の充実・活性化
・組織率90%に向けた検討
・職場の組合活動のあり方
・JR西日本連合の組織拡大と充実について
・男女共同参画に向けた取り組みの検討
・地方と本部の教育体系のあり方
・情宣活動のあり方 |
(2) |
要員展望と今後の働き方
・厳しい要員展望と今後の働き方
・ グループ企業を含めた職場の将来展望と社員運用のあり方
・人材育成と技術力向上のあり方
・高年者雇用のあり方
・地方ローカル線・鉄道部のあり方 |
(3) |
今後の労働条件のあり方
・春季生活闘争と労働協約改訂のあり方
・年齢給や仕事給昇給のあり方、昇進制度の充実に向けた検討
・退職手当や企業年金のあり方
・企業福祉のあり方
・労働時間と休日制度のあり方 |
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今後のスケジュール |
中央委員会後、直ちに職場討議資料を作成し、来年初より職場討議期間を設け決定する。 |
〔2〕2002年春季生活闘争 <JR連合2002年春闘に向けて>(第10回大会方針より) |
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(1) |
基本的には連合方針を踏まえ、取り組むこととする |
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(2) |
賃金引き上げ目標は、1,000名以上の全産業レベルの賃金水準との格差是正に取り組むこととする。 |
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(3) |
具体的な要求設定については、賃金担当者会議等の論議を通して各単組の意向を十分に踏まえ、来年2月の中央委員会で決定する。 |
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