■『銃よりレール』 -将来に向けた鉄道整備-

駐日イラク共和国大使ガーニム・アル・ジュマイリ氏が４年に亘る日本での任務を追え、サウジアラビアへ栄転されることになった。在任中、２００７年２月大阪での講演をはじめとして、イラク鉱物省副大臣の来阪、博多での大使講演会、さらに、イラク国鉄から技術者の受入れ、ＪＲ西労組第１９回定期大会（２００７年）への出席、日本政府・国会議員への鉄道関連ＯＤＡ予算の要請、ＪＩＣＡへの技術者受入れ要請行動など、ＪＲ西労組、ＪＲ九州労組、国労西日本、国労四国、国労九州本部で構成するイラク鉄道復興人道支援会議が地道に活動するにあたって強い友好関係をジュマイリ大使と築いてきました。 　 　今回、ジュマイリ大使が日本を離れるにあたり、私たち人道支援会議メンバーと鉄道復興を通じてのイラク復興の思いは同じであり、日本を離れるにあたっても友好関係は永遠であり、離日を前に懇親を図りたいとの思いから人道支援会議のメンバーを東京・泉岳寺のイラク共和国大使館に招いて頂きました。 　大使へは、人道支援会議の森議長（ＪＲ西労組顧問）、倉橋副議長（ＪＲ西労組中央執行委員長）、田中副議長（国労西日本本部委員長）などが訪問し、大使と人的な交流、文化交流など日本＝イラクの民間交流も含めた友好関係づくりについて話し合い、大使から私たちに対してはイラクやアラブ諸国への日本の新幹線技術の協力を期待されるなど、イラク国内での治安安定や今後の復興ビジョン、将来に向けたイラクでの鉄道整備などについて意見交換を行いました。 　私たちは「銃よりレール」を合言葉にイデオロギーを抜きに恒久的な平和の確立に向けて今後も引き続き取り組んでいきます。