第二十五回中央委の冒頭、 −「妥協を許さない安全確立と(事故の)風化防止を当面の最優先課題として、春闘では組合員の自信と誇りを回復したい」−倉橋委員長は執行委を代表して、所信を表明した。
来賓には、三日月衆議や玉置参院選候補をはじめ、交運労協、交運共済、退職者協議会などの代表者が出席、それぞれの立場から激励を受けた。
当面の活動方針については杉原書記長が提起。主要課題は、安全対策、〇七春闘、組織拡大、業務課題、政治活動などで、十二名の委員が発言した。
「安全と春闘」の二大看板を成す中央委であるが、発言の委員からは安全対策と並行する効率化施策(要員対策)の有り様について意見が寄せられた。また春闘では「安全と賃上げの一定の距離」として、本部交渉への期待感が示されるとともに、選挙戦ではJR西労組の力量を内外に問うという姿勢が多数を占めた。
杉原書記長は集約答弁で、国交省意見聴取会における四者(JR西日本、西労組、国労、西労)の公述経緯、特に、いわゆる日勤教育問題で「教育は必要」とした西労の発言などを詳しく提起したうえで、諸課題の実現に向けての本部決意を表明、満場一致で方針案を採択した。