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2006年7月21日
■「第18回定期中央本部大会」を開催!
〜「安全文化の確立・事故を風化させない取り組み‐」を確認!〜
JR西労組の第18回定期中央本部大会が7月12日〜14日加賀市内で開催され、「安全性向上計画」の着実な実行により、安全文化の確立と事故を風化させない取り組みに全力を傾注することを決定!




【詳細】
第18回定期中央本部大会開催!〜「安全文化の確立・事故を風化させない取り組み‐」を確認!

〜JR西労組の第18回定期中央本部大会が7月12日〜14日加賀市内で開催され、(JR福知山線列車脱線重大事故からの)安全文化の確立・事故を風化させない取り組みに向け、あらためて全力を傾注していく事を確認した!

 第18回定期中央本部大会は冒頭、『福知山線列車脱線重大事故』により、事故後1年3ヵ月が経過しても今なお心身の傷が癒されない方々の一日も早いご快方と「伯備線触車事故」も含めて、お亡くなりになられた御霊に対して深く黙祷を捧げ、事故後一年三ヶ月が経過する中、あらためて安全文化の確立に向けての誓いを新たにした。大会には代議員・傍聴など約五百名が出席した。

 冒頭、倉橋源太郎委員長は、「『安全性向上計画』を確実に実行することが安全文化の確立・信頼回復に繋がる。そして、安全にかかわる課題は、私たち一人ひとりが勇気をもって問題提起することが大切であり、それが事故を風化させない最たる取り組みだ!」と決意を含めたあいさつを行った。

 杉原書記長は、運動方針の提起の中で「安全性向上計画・施策の検証は現場でこそ実態把握が可能であり、本日までの取り組みに対する現場実態を踏まえ、提起する方針についての肉付けを!」と要請し、小委員会も含めて、70名の代議員からの意見を踏まえて、満場一致で採択された。

 また、同大会では、安全文化の確立に向けた取り組みや組織の検証に基づいた拡大・強化など向こう一年間の活動の方向を共有化し、全組合員が一体となったメッセージを発信した。


大会宣言

 大会宣言7月12日から3日間、私たちは加賀市内において第18回定期中央本部大会を開催し、「創造・参加・実践‐‐安全文化の確立に向け、取り戻そう自信と活力!研こう技術と経験!強めよう組織と政策!‐‐」をスローガンとする、向こう1年間の運動方針を満場一致で決定した。昨年4月25日に発生した福知山線列車脱線重大事故を風化させることなく、私たちの安全文化を確立するための真摯な議論と、国鉄改革以来、私たちが培ってきたJR西労組運動を今一度見直し、自信と健全な活力を取り戻すことの意思統一が何よりも求められる重要な大会となった。

 わが国の社会情勢は、各種経済指標の好転などから、長年続いたデフレ状況から脱却するなど明るい材料が出始めているが、所得格差の増大や少子高齢化の急速な進展などにより社会構造が大きく変化する中、相次ぐ児童に対する殺人、岡山での大学生生き埋め殺人事件など、社会のモラルが大きく崩れてきており、全国的な自殺者も8年連続3万人を超える状況が続くなど、景気回復の一方で、社会のもう片方の側面では看過できない状況が生じている。
 また、9月には自民党総裁選挙が予定されており、ポスト小泉が永田町の話題となっているが、6月に明らかになった合計特殊出生率は1.25であり、「百年の安心」と政府が国民に約束した1昨年の年金改革は、3年目にして、破綻することが明らかになった。こうした国民不在の政治を許すことなく、国民主導の新しい日本の政治を求めて、私たちは、労働組合の立場から、昨年9月の総選挙においても、極めて厳しい逆風が吹く中、「みかづき選挙」を創り上げ、266票差で接戦を制し三日月大造議員の二期目を誕生させることができた。また、今年6月にはイラク国鉄から2名の技術者の研修・視察を受け入れ、自衛隊派遣だけでない国際協力のあり方について社会に対して問題提起とその実践を着実に行ってきている。
 私たちJR西日本が社会から求められていることは何よりも安全の確立であることは言うまでもない。今年3月に「安全性向上計画」の検証に関して、アンケートを実施し、春闘行動と連動させ、97.4%の集約を図ることができた。
 この組織力を如何なく発揮し、今後も引き続き私たちは労使で徹底して議論し、策定した「安全性向上計画」をしっかりと粘り強く検証し、私たちの安全文化を確立していかなければならない。
 組織的にも88.7%組織を確立してきている。しかし、未だ私たちの職場には本来の民主的な労働組合運動と目的を異にする名ばかりの労働組合があることも事実である。「組合員の幸せ」をしっかり見据え、JR西労組運動を展開していくことの決意に立ち、一企業一組合の達成に向け、次の主要課題に全力で取り組むことを決定した。

一、「安全性向上計画」の着実・確実な実行を検証し、安全文化を確立する!
一、変革・改革の時期、次代に責任ある運動の継承を図る!
一、一企業一労働組合に向け、更なる組織の充実・強化・拡大に邁進する!
一、「力と政策」に基づいて、企画提案運動を実践・推進する!
一、人と環境に優しい鉄道の利点を活かし、地方路線を活性化し、駅を中心とした地域振興を実現する!

 以上、当面する厳しい情勢を全組合員の団結と創造で乗り越え、JR西日本における安全文化を構築し、組合員、家族の幸せを求めて、労使の健全な発展に力強く活動を展開する。

2006年7月14日
西日本旅客鉄道労働組合
第18回定期中央本部大会


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