JR西労は本日、労働条件の改善、安全対策などの問題解決を求めて、ストライキの予告を会社に通告しました。
昨年4月25日の福知山線重大事故からこの1年、私たちJR西労組は労使協議の徹底を図り、安全を最優先した企業風土の構築に向けて取り組みを強化してきています。また、JR西労組のみならず、昨年の事故発生直後から国労西日本本部、建交労西日本鉄道本部とも職場の課題解決に向けてスクラムを組んだ取り組みを進めてきました。
そうした取り組みを行うことで、決して十分ではありませんが着実に安全性向上計画を基本としたJR西日本の取り組みは前進してきていると考えています。
しかるに、JR西労は昨年4月27日の四組合共同申し入れ以降、労使安全会議、臨時労使安全会議の欠席をはじめ、4組合での労使協議の場を拒否してきており、今回のストライキ通告については突然のことであり、驚いています。
労働組合のストライキ権の行使については、否定をするものではありませんが、安全に向けた取り組み過程においての今回のストライキ権行使の原因が何にあるのか、これまでのJR西労の行動から理解に苦しむところです。
安全輸送を行うことが鉄道労働者の最大の使命であることは言うまでもありません。そのために、私たちJR西労組は今後も不断で地道な努力を行っていくことで安全確保に取り組んで行きたいと考えています。
2006年4月12日