■いよいよ「闇」の解明が始まる!
-JR総連(注)・JR東労組本部、業務上横領容疑で家宅捜索!-
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FNNニュースによると、警視庁公安部は、12月7日、業務上横領の容疑でJR総連本部・JR東労組本部や松崎明JR東労組元会長の自宅など22箇所を家宅捜索した。2000年頃JR総連とJR東労組と元幹部数人が、組合費約3000万円を個人的に管理・流用した疑いがあるという。家宅捜索は10日深夜まで異例とも言える84時間という長時間にわたって続き、押収物はさつき会館より1400点、その他から800点にのぼるという。
また、JR総連は9日記者会見を行い、以下の文書を配布した。
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警視庁公安部の主張する「業務上横領」容疑の欺瞞
預けた金を返してもらうのがどうして犯罪か?(JR総連国際委員会)
1990年に・・・(中略)・・・開かれたJR総連第5回定期大会を機に、JR総連とJR東労組などが協力して・・・(中略)・・・国際交流推進委員会を立ち上げました。・・・(中略)・・・この活動を資金面で支えてきたのがJR総連とJR東労組が拠出する国際交流基金でした。この国際交流基金の預金口座から2000年4月に元JR東労組委員長の松崎明さんが3千万円を引き出し「私的に流用」「着服した」というのが警視庁公安部の主張です。・・・(中略)・・・この預金口座には前年11月とその年の2月にあわせて5100万円の入金があるのですが、これは実は松崎さん個人のお金でした。4月に引き出した3千万円は、その預り金の一部だったのです。・・・(中略)・・・松崎さん夫妻は息抜きや執筆活動、友人との交流にあてるため沖縄県国頭村今帰仁村に住宅を保有していました。1999年に、この住宅を日本鉄道福祉事業協会が研修・休養施設として購入し、その代金を一時的に国際交流基金の口座で預かったのです。そしてその後ハワイに購入した住宅の支払いにあてるため、2000年4月に松崎さんから請求があり、この金の一部を返却したのでした。
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この内容を信じるJR総連組合員はどれほどいるだろうか。
JR総連は、「業務上横領はでっち上げで、元幹部の個人的な資金の出し入れに過ぎず、不当弾圧だ」と反論しているが、この別荘の存在をJR総連傘下の加盟組合の組合員の皆さんはご存知だったのだろうか?毎月組合費やカンパを徴収されているJR総連組合員は、徹底解明を望んでいるはずだ。
詳しくは、JR連合ホームページ「民主化闘争情報」をご覧下さい(http://homepage1.nifty.com/JR-RENGO)。
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注)JR総連: |
私たちが加盟する産別労働組合、JR連合(日本鉄道労働組合連合会) と対峙する組織。公安調査庁が平成11年『内外情勢の回顧と展望』の中で「最大の牙城と言われるJR東労組において、・・・(中略)・・・革マル派労働者多数が組合執行部役員に就任するなど、同労組への浸透が一段と進んでいることを印象づけた」と異例の警告を発しているほか、国会において、警察庁警備局長が「・・・JR総連・東労組内において影響力を行使でき得る立場に革マル派系の労働者が相当浸透していると見ている・・・」と述べるなど、JR総連・東労組革マル派疑惑問題が指摘されている。JR西日本では、ジェイアール西日本労働組合(JR西労、組合員数約1100名)がJR総連に加盟している。
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