10月19日、4月25日のJR宝塚線事故以来、イラク鉄道復興人道支援会議(以下人道支援会議)の活動が凍結状態となっていたが、ガーニム・アル・ジュマイリ駐日イラク大使に人道支援会議の森議長、上村副議長(国労西日本本部執行委員長)が招かれ、大使公邸においてイラクの鉄道復興の取り組みについて意見交換を行った。
事故直前の今年4月20日には、イラク鉄道から車両・建設関係の技術者それぞれ1名を日本に派遣し、鉄道における人的、技術的交流をイラク大使館との間で確認していたが、JR宝塚線事故の影響で現在まで凍結した状況となっていた。
事故発生直後にはイラク大使から事故に対するお見舞いと激励の手紙を受けていた。
こうした大使の厚意に対するお礼と事故後の私たちの取り組みについて大使に説明をし、大使はイラクにおける国内事情や拠点都市を結ぶ高速鉄道について新幹線技術に対する期待を熱く語り、双方が人道支援会議の本格的な活動を一日も早く行えるようお互いの思いを交換した。