2005年7月15日(金)、大阪リバーサイドホテルにおいて、400名を超える参加者のもと、「第23回臨時中央委員会」を開催し、安全一本に絞って、議論を展開しました。
開会に先立ち、全組合員で、事故でお亡くなりになられた107名のご冥福をお祈りし、また、二度と同じ事故を起こさない誓いを込め、黙祷をささげ、厳粛に開会しました。
冒頭、森中央執行委員長挨拶では、JR西労組を代表して、亡くなられた107名の方々のご冥福をお祈りし、ご遺族の皆様方には衷心より、お詫び申し上げ、この事故によりお怪我をされた540名を超える方々、事故現場となったマンションにお住まいの皆様に心よりお見舞いを申し上げ、事故発生直後、事故現場において、懸命に犠牲者救助にあたっていただいた警察、消防関係者をはじめ、事故発生後の事後対応にご努力いただいた皆様に敬意を表しました。
また、今回、当該列車を運転していた高見運転士は若干23歳の若さで他界し、労働組合として、心よりご冥福をお祈りし、ご遺族に対してお悔やみ申し上げ、高見運転士の心中は今から推し量ることはできませんが、若い組合員が事故により命を落とすことになったことは労働組合として痛恨の極みであり、JR西労組として、二度とこのような大惨事を起さないことを、参加者をはじめ、全組合員の皆さんとともに誓い合いたいと思います。
安全を壊すことは一瞬でありますが、安全を確立するためには長い道のりを地道に努力し、積み重ねていくしか方法はなく、事故後の取り組みについて確認をいただき、今後の活動方針について、中央委員各位の前向きな真摯な議論を期待し、本臨時中央委員会に課せられた課題は、安全問題の一点であると挨拶しました。
その後、事故発生後の経過報告を行い、これからの安全再確立に向けた運動方針について提案し、14名の中央委員が安全問題について発言し、その後、「安全確立に向けた特別宣言」を確認し、安全安定輸送再確立を満場一致で決定しました。