6月2日、全運転士を対象に行った緊急アンケート結果がまとまりました。調査期間は5月24日〜31日、対象者3,132名(休職者等を除く)中、3,025名の回答を得ました(97%集約)。
私たちJR西労組はこれまでも労使協議の中で、再教育について、以下の内容を柱に強く主張してきました。
・乗務員の再教育は必要と認識するが、より実効ある事故再発防止に向けた内容となるよう改善すべきだ。
・「見せしめ的」と受け取るような教育方法について認められない。
・事故再発防止、原因究明の観点から、事故後の再教育については、運転士の個人差もあり、一律的な指導内容でなく、事故事象の把握、受講者に合わせた教育カリキュラムとなるようにされたい。しかし、従来、行われてきた現場長に丸投げとも思える教育ではなく、会社としてのガイドラインは策定すべきだ。
・日常的なコミュニケーション不足から受講者側は高圧的な態度による教育と受け取る内容もあるので、風通しの良い職場環境作りが必要である。
・運転技術に関しては、机上教育より、実践的な教育を通じて技術補完を行うべきである。
・教育指導する側の質的向上を図る教育についても検討が必要である。
今後も、今回の調査結果を踏まえた労使交渉を進め、安全に関する『マニフェスト』とも言える「安全性向上計画」を具体化し、JR西日本の安全を再構築していきます。
【全運転士緊急アンケート調査結果】(PDF)
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