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2005年1月26日
■JR九州労組と国労九州本部イラク鉄道復興へ連携
 ー対立を越え支援会議加盟ー
戦争で荒廃したイラクの建て直しを目指す「イラク鉄道復興・人道支援会議」(議長=森正暁JR西労組委員長)にJR九州労組(船津寿幸委員長、約8700人)と国労九州本部(飯田信広委員長、約960人)が17日加盟した。
運動方針などをめぐり激しく対立してきたJR九州労組と、国労九州本部が連携するのは極めて異例。福岡市内で記者会見した船津、飯田両委員長は「(これまでの)イデオロギーの違いを乗り越え、人道支援など、できることをやっていきたい」と抱負を語った。
同会議は昨年9月JR西日本の二つの労組、JR西労組(約27300人)と国労西日本本部(上村隆志委員長、約2800人)が設立。JR九州の二つの労組に参加を呼び掛け、加盟が実現した。
同会議によると、イラクの鉄道網は、イラク戦争などで車両や軌道、駅舎などが破壊され、機能していない。物資輸送など復興には鉄道が重要な役割を果たすことから、治安回復を待ったうえで、技術者派遣や鉄道資材の提供などを実施する方針。また、日本の外務省や国土交通省などにも協力を要請する。大阪市内で2月7日に開く集会に駐日イラク大使を招き、イラク側の現状について説明と要望を聞いたうえで、具体的な支援内容を決めるという。

(西日本新聞 1月18日)


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